離れてみて気がつくこと
親元を離れてひとり暮らしをしてから約一年半、
私にとって、ひとり暮らしを始めるということが大きな一歩であったことは今も変わらない。
いち社会人として自立する意味だけでなく、
たくさんのことに気がつけた。
家族と暮らしていると気が付かなかったこともたくさんあったから、すごく貴重な経験だ。
人は思っているほど強くはなく、日々気をつけていないとすぐに弱ってしまう。
だから、休むということの大切さに気がつけた。
毎日がキラキラなわけじゃないけれど、
身近にあるものひとつひとつが有難く思えてくるような豊かさも身についた。
決断まで時間はかかったし、始めてからの苦労は絶えなかった。
周りと比べて不自由なことに嫌気がさして、死んでしまってもいいと思ったこともあったけれど、帰れる家があって、
嗚呼、今日も無事に帰れた
といえる毎日を過ごせることがどれだけ有難いか、
それだけでも十分だ