相談に乗る時の心得
高校生の時から私は友人の相談相手になることがよくある。
何故ふわもりが選ばれるかはわからないけれど、信用がなければ相談相手に選ばれることは無いので、有難いことである。
仕事の愚痴、恋愛相談が主であるが、皆に言えるのは前に踏み出したい気持ちがあるということ
まずはその気持ちを受け止めることだと考える。
あと、むやみにアドバイスしない
これは「ただ聞いてほしいだけの時もあるから、アドバイスを求めいるわけじゃない」というよく言われる理由もあるが、私はこうも考える。
相手に考える余地を与えるために、こちらの意見を言わない
いや、これ大事だと思う。
だって、最終的に答えを出すのは相談してきた人本人でしょ?
なのに何さ、ほんの一部しか聞いていない情報だけで私が他人様の今後を左右しかねないアドバイスなんて言えるわけなかろう。
だから相談役になった者がすべきものというのは相手から聞いた話を順序立てて整理して、振り返ることではなかろうか。
相談を持ちかける時の大半は、こういう気持ちだ
・答えはだいたい決まっているけれど、決断にあと一押しほしい
・自ら出した答えに決定打が足りないが、どうしたらいいかわからない
・事実と私情がごちゃ混ぜになっている
・しがらみがあり、どっち付かずである
そこを第三者である相談役が出来ることといったら、事実を整理することが最もだと考える。
もちろん、こういう考えを最初からしていたわけではなく、特に学生の頃は根っからの正義感の強さが仇となって強くアドバイスしてしまったこともあった。
その時に「別にアドバイスを求めている訳では無い」と言われて、いいことをした気になっていた自分に気がついたのである。
こういう経験があって、相談に乗る時には気をつけていたのだが、仕事上でそういう立場になった時はうまくいかなくて痛い思いもしたなあ。
ふわもりは所詮人間だ、
感情に左右されることの多い弱い人間だ。
けれど、目の前にいる自分を信頼してくれる人の後押しはしたい。
誰かの後押しをすることで、私自身も強くなれるし優しくなれるから。